エンジンは自ら始動することができませんので、バッテリーに充電されている電気を使って、スターターモーターを回転させ、エンジンに動力を伝えます。
一度エンジンがかかれば、あとは、オルタネーターからの電気で、車内の電装品などが動くようになりますが、電力が足りない時やエンジンをかけていない状態の時は、バッテリーの電気が使われます。
昔の車の場合、ヘッドライトが付いた状態でキーを抜いても警告音が鳴らなかったため、バッテリーの電気を全て使いきってしまい、エンジンがかからなくなる事がよくありました。
ちなみに、エンジンが停止した状態でも、バッテリーの電気でパワーウィンドウは動かすことができます。エンジンを止めた後に窓が開いている事にきづくことも多いですが、この時は、エンジンをかけずに、鍵を少し回してONの状態にすれば大丈夫です。
バッテリーの交換時期
バッテリーは2年に1回が交換の目安ですので、車検のたびに交換している人が多いと思います。4年ぐらい問題なく動くこともありますが、バッテリーに充電できなくなると、エンジンがかからなくなりますので、早め早めに交換しておく方が良いと思います。
バッテリー液の補充
2年毎にバッテリーを交換していれば、バッテリー液が足りなくなることはないはずですが、バッテリーを交換する費用がなくて、バッテリー液が下限まで達してしまった時はバッテリー液を補充します。
バッテリーの中の液体は硫酸ですが、補充する液は蒸留水になります。水ですので、取り扱いも難しくありませんから、バッテリー液の補充は、自分でやっても良いと思います。
ただ、液を補充してもバッテリーの機能が回復するわけではありませんので、バッテリーの調子が悪いのであれば、液を補充せずにバッテリー自体を交換した方が良いでしょう。
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