ブレーキパッド
ブレーキパッドとは、ディスクブレーキを構成する部品の一部のことで、ブレーキを踏んだ時にディスクとの摩擦で制動します。
ブレーキを踏むと、ブレーキパッドが円盤状のディスクを挟み込み、ブレーキがかかる仕組みになっています。ブレーキを踏むたびに少しずつパッドがすり減っていき、一定の厚さになると交換が必要になります。
ブレーキパッドの厚さは、新品で10mmで2mmを切ったら危険サインで交換が必要です。1mmを切るとすぐにでも交換しないと大変危険です。
ブレーキパッドの寿命は、普通車で3~4万キロ、軽自動車で4~5万キロとされています。車の乗り方によっても目安の距離が変わってきますが、ブレーキを踏んだ時にキーキーと音が鳴るようになったら交換の目安です。
ブレーキオイル
ブレーキオイルは、ブレーキペダルを踏んだ時に各ブレーキに力を伝える役割をしています。ブレーキフルードとも呼ばれています。
ブレーキをかけると摩擦熱が発生し、ブレーキオイルは高温になります。オイルが劣化しているとブレーキ性能が低下する原因になりますので、定期的な交換が必要になります。
ブレーキオイルの交換時期は、2~3年に1回が目安とされています。ブレーキパッドを交換した時や、車検のたびに交換するのが良いでしょう。
ブレーキオイルを全く交換せずに乗り続ける人もいますが、オイルが劣化し、沸点低下によりヴェイパーロック現象を誘発する可能性があります。ヴェイパーロック現象とは、ブレーキオイルが沸騰してしまい、適切な油圧がかからなくなることです。
ブレーキを踏んでも抵抗がなく、ブレーキが利かなくなります。一般道の運転でヴェイパーロック現象が起こることは稀ですが、山道などの長い下り坂を走っている時などに、ブレーキが利かなくなると危険です。
ブレーキの不良や故障は事故に繋がりますので、ディーラーなどでパッドを交換した方が良いと言われた場合や、キーキー音がするようになったら交換しましょう。