アライメントの要素
車輪の向き・傾き=四輪アライメントは次の三つをいます。「トー」 「キャンバー」 「キャスター」の三つです。
細かく見ていくと多数の要素が複雑に絡み合っていますが、ここでは「調整」という観点で、大きく3つをご紹介します。
ひとつ目は『トー』(toe)です
自動車を上から見たとき、タイヤが向いている方向を角度で表します。トーとはつま先のことで、内側に向いていればトーイン、外側に向いていればトーアウトといいます。車は基本的にタイヤの向いている方向に進みますから、トーの調整は非常に重要です。つま先の形・向きを想像して!車を上からみて説明します。
前輪の進行方向が狭くなっている状態を「トーイン」といい、FR車(後輪駆動車)やスポーツタイプに多くみられます。
最近の車の多くはFF車(前輪駆動車)です。その場合、フロントは「トーイン」というより「トーゼロ」、つまり、「平行」にならんでいます。一方、リアタイヤが「トーイン」になっていることが多くなります。
これが狂う?とは・・・・例えば以下のような状態です。
フロントの右タイヤが左より内側に向いています。
左は真っ直ぐ向いていますが、右タイヤは外に開いています。
極端ですが、案外あるものなんです。
フロントだけでなく、リアのタイヤの向きも!
想像できると思いますが、こんな車は左に流れていきそうですよね。
辰口自動車販売(株)では、四輪アライメント診断機を導入しており皆様に安心と安全をご提供して参ります。