ふたつ目は『キャンバー』(Camber)です
キャンバーとは「反り(そり)具合」をいいます。
車を前から見てみると・・・タイヤが”反っています”
タイヤはご覧のとおり、傾いて取り付けられていますので、これは”異常”ではなく、”正常”です。
自動車を正面(または真後ろ)から見たとき、タイヤの傾きを角度で表します。
タイヤ単体をイメージしていただくと分かりやすいですが、車は基本的にタイヤが傾いているほうに曲がろうとします。タイヤ単体を斜めにして転がしてみるとわかりますね。
下部が広がり、上部が狭くなっている、そんな形を「ネガティブキャンバー」といい、欧州車やスポーツ車に多く、この形がネガティブキャンバーの車です。
逆に「V」の字であればポジティブキャンバーといいます。
図のようにタイヤの上部が開いているのを「ポジティブキャンバー」といい、
国産車・ファミリーカーによく見られます。
左右の傾きが同じであれば、そして極端でなければ”正常”です。
ネガティブキャンバー
ポジティブキャンバー
が、・・・・こんな場合には??です。なんかおかしでしょう?
そうです、左は(運転席から見て)垂直ですが、右は外開き、ポジティブになっています。
これは、どちらかがおかしい!こういう時には・・・・・車は右へ、右へと流れていきまので、
調整が必要となります。
これは??
右タイヤ(運転席から見て)がネガティブに傾いています。左は垂直に立っていますが・・・・
こういう車、欧州車に多く、こんな時には車は左へ、左へと流れていきます!
図で見たようにこんなにはっきりした、目視で判断できるタイヤの傾き状態は深刻です。
一度、車の前に(後もそうですが)座り、じっくりながめてみませんか?
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