三っ目は『キャスター』(Caster)です
キャスターとは「移動用車輪」をいいます。
車を真横から見たとき、操舵輪(殆どは前輪)の中心を通る垂直線と操舵の回転軸(キングピン軸)との角度。なにやらわかりにくいですね。
わかりやすい例は、車輪が前で後ろに傾いた自転車のフロントフォークですね。
自転車のハンドルの中心から、前輪の中心に伸びる棒(ハンドルを回すとクルクル回る部分)をイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。
フロントタイヤはこのように取り付けられていますが、でも、ちょっと見には見えませんよね。
このキャスター角が大きいほど、直進安定性が増します。また、カーブを曲がるとき、ハンドルから手を離し、アクセルを踏み込むと、ハンドルがスルスルと元の位置に戻ろうとします。これもキャスター角がついているためです。
これが何かの衝撃でこの角度(キャスター角)が変わったりするのです。
左右差があると、車は真っ直ぐ走りません。
例えば、こんな症状です・・・・・
キャスター角がついています、寝過ぎています。
タイヤハウスでのタイヤの位置をみても大まかに判断できます。
フロントの左がこのようであり、右が”正常”なら車は、右に、右に流れていきます。
ブレーキを踏んだときにも、右に曲がりがちです。
これは上の図と逆の状態です。
車は左に曲がりがちです。
ひょっとしたらフロント左を縁石などにぶつけたのが原因かも・・・・
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