そもそも車検ってな~に?
車を所有していると「そろそろ車検だ~お金がかかるな~。」と思う人も多いと思います。私もその一人です(^^;)
さて、この車検ですが『自動車検査登録制度』の略で、法律で義務付けられており、自動車や排気量250cc超の自動二輪車に対して国が行う検査で、自家用乗用車の場合は、初回の有効期間が3年、以降は2年となり、車検の有効期間が終わる前に車検を通す必要があります。(軽自動車の場合、国ではなく軽自動車検査協会が行います。)
日本の法律では「車を走らせるには、一定期間ごとに国の定めた検査に合格していなければ公道を走れないよ~」
ということです。
車検は基本的に外観や安全防止面、公害対策面などが保安基準に適合しているかどうかをチェックするもので、検査に合格すると次回車検時まで公道を走行してもよいという許可が出たことになり、「自動車検査証」と「検査標章(フロントウインドウに貼るステッカー)」が国土交通大臣(実際には運輸支局など)から発行されます。
車検に合格するためには、「保安基準」に適合しているかの点検・整備と、自賠責保険に加入する必要があります。
もしも車検が義務化されていなかったら、整備不良車や故障してしまう車が続発し、悲惨な事故が多発することでしょう。
また、自賠責保険に加入していない人が増えることも予想されますので、被害に遭った人が充分な補償を受けられないといった悲惨の事態も増加することでしょう。
車は人の命を奪う乗り物ですから、悲惨な事故や事態を未然に防ぐためにも、車検制度があるのです!
車検切れているとこ~んな罰則が・・・
車検を受けなければ『無車検車運行』となり、厳しい罰則があります。車検切れの車を公道で走らせて捕まると、減点6点となります。車検が切れているということは、同時に加入している自賠責保険も切れているケースが大半ですから、さらに無保険で減点6点となり、合計で12点の減点となります(^^;)
12点の減点ということは、1発で90日免停ということになり1発免停です。
過去に免停歴がある場合は、免許取り消しで免許がなくなりますので、1から免許の取り直しです。
また、この場合は懲役または罰金も科せられます。いわゆる刑事罰というやつです。
無車検:6月以下の懲役又は30万円以下の罰金、無保険:1年以下の懲役又は50万円以下の罰金となりますので、車検は期限までに受けましょう!
車検は絶対に必要な手続きなのです。
知っておきたい車検の目的
よく「車検を受けているから次の車検まで安心だ。」と思っている方がいらっしゃいますが、これは間違いで、車検の目的について思い違いをしているドライバーも多いようです。
去年「車検」を受けたばかりなのに、また「定期点検」の通知がきたの?
「車検」と「定期点検」、似たようなイメージでその違いがよくわからず、こんなふうに不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車検はあくまで車検時点で、法律で定められた「保安基準」に適合しているかどうかを検査するだけですので、整備や劣化した部品の交換を目的とするものではなく、次の車検までの安全性を保障している訳ではないのです。
ですから車検に合格したからといって、次の車検まで何もしなくていいというわけではなく、常に車検に合格できるようなコンディションの良い状態にするために、定期的に点検・整備を行う必要があるのです。
辰口自動車販売㈱・TMコーポレーションでは、車検時のご案内はもちろんの事、6カ月・12カ月の定期点検のご案内を行っています。