ウインカーを出さない車は「合図不履行」違反です
クルマが走行中に進路を変える時は必ず方向指示器（ウインカー）を出すことを義務づけられています。これにより、交通が円滑に回っているのです。
でも困ったことに、ウインカーを出さずに車線変更や右左折するクルマが多いといいます。
● 出しても、曲がり始めてからウインカーを出す車が多く、勘弁して欲しい
● 老若男女、タクシーなどのプロドライバーでもよく見かけますが、ホントに怖い
● 自分の視野に他車が見えないと出さない人。面倒くさいのでしょうが、当人は良くても周りは迷惑します
● 右左折レーンはウインカーなしで行けると勘違いしている？
まずレーン入るのは進路変更だからレーン手前からウインカーが必要なのに！
● 教習所で『周りのドライバーに周知させる為、30m手前で出す』って習ったこと、忘れているんでしょうね
● 知り合いに運転してもらったとき、ウインカーを出さなかったので注意したら『なんで車線変更でウインカー出さなきゃダメ
なの？』と言われた
などなど、ほとんどの人がウインカーを出さない「合図不履行」運転に迷惑しています。
”クルマの走行中にウインカーを出さずに右左折して反則切符を切られた”という話をあまり聞いたことがありませんが、実際、ウインカーを出さずに右左折や車線変更をすると、反則金6千円＋交通違反点数1点の『合図不履行』という明らかな違反になるのです。
“あおりハンドル”での左折
この合図不履行とあわせ問題に思うのが、いわゆる「あおりハンドル」の左折です。
自動車教習所などで左折の際、一旦右にハンドル切ってから左折する運転は「絶対にダメ」と習うハズなのですが、街中で目にする人も多いのではないでしょうか。
100歩譲って大型車などが細い道路で左折するなら仕方ありません。
これは内輪差によって後輪が歩道などに乗り上げるのを防ぐためなのですが、余裕で曲がれそうな軽自動車まで”あおりハンドル”をしているのを見かけることがあります。
あおりハンドルを行う多くの人が「左折時のテクニック」みたいに認識しているようなのです。
あおりハンドルは一旦右にハンドルを切った後、左にハンドルを切るためウインカーと両立させにくいのです。そうなると左折時にウインカーを付けずに曲がるということになります。結果、斜め後方を走る自転車やバイクにとっては非常に危険な状況になってしまいます。右に行ったと思ったクルマがウインカー無しで左折するのだから非常に怖いことでしょう。
捕まらないからいいやではなく、交通ルール・マナーを守り、みんなが安全に安心して道路を利用できるよう一人一人が安全運転を心がけましょう。